投資詐欺広告に最も悪用されている有名人ランキング:705件の検出を分析

更新日:2026年11月7日 · 読了目安14分

この記事の内容
  1. 最も多くのプラットフォームに使われている15人
  2. 日本では
  3. 世界ではどんな人が使われているか
  4. 国別
  5. ひとつのプラットフォーム、たくさんの顔
  6. こうした広告を見たら
  7. 方法

要点: 2026年10月26日から11月5日までに、24か国で詐欺的な投資プラットフォームを705件検出しました。そのうち678件に、本人の許可なく有名人が使われていました。有名人は合計321人。最も多く使われているのは俳優やインフルエンサーではなく、テレビの報道記者、中央銀行総裁、財務大臣です。お金の話で最も信頼される人たちです。

最も多くのプラットフォームに使われている15人

「プラットフォーム」はその人の画像を使っている詐欺的プラットフォームの数、「広告」は広告で確認した回数です。

# 有名人 国 プラットフォーム 広告
1 Bruno Vespa イタリア 22 38
2 Marcos Galperin アルゼンチン 13 21
3 Fabio Panetta イタリア 12 21
4 Martin Lewis イギリス 12 16
5 Abelardo de la Espriella コロンビア 11 33
6 Mario Giordano イタリア 11 20
7 Élise Lucet フランス 11 13
8 Jaime Gilinski コロンビア 9 25
9 Javier Milei アルゼンチン 9 22
10 Giancarlo Giorgetti イタリア 9 14
11 Luis Carlos Sarmiento Angulo コロンビア 8 22
12 Ricardo Roa コロンビア 8 21
13 Ana Botín スペイン 8 11
14 Germán Ávila Plazas コロンビア 7 15
15 Christine Kelly フランス 7 7

1位はイタリアの記者Bruno Vespaで、22のプラットフォームに画像が使われています。次いでアルゼンチンの経営者Marcos Galperinが13、イタリア銀行総裁のFabio Panettaが12です。

日本では

日本では15人の有名人が使われていました。最も多いのは高市早苗首相で、次いで大越健介、植田和男、黒田東彦、前澤友作、豊田章男、孫正義の各氏です。日本銀行の総裁と前総裁がそろって使われているのが特徴です。広告の多くはニュース番組やインタビューを装っています。

中央銀行の総裁の顔を使うのは最も悪質な手口です。金融システムを監督する立場の人に、どの監督当局も決して約束しないような利益を約束させているのです。

世界ではどんな人が使われているか

  • 報道記者・キャスター:イタリアのBruno VespaとMario Giordano、フランスのÉlise Lucet、カナダのAdrienne Arsenault、英国のMartin Lewis。
  • 中央銀行総裁・大臣:Fabio Panetta(イタリア銀行)、José Luis Escrivá(スペイン銀行)、Álvaro Santos Pereira(ポルトガル銀行)、Tiff Macklem(カナダ銀行)、イタリアのGiancarlo Giorgetti、トルコのMehmet Şimşek。
  • 国家元首・首相:Javier Milei、Abelardo de la Espriella、Mark Carney、高市早苗、John Mahama。
  • 経営者:Marcos Galperin、Jaime Gilinski、Xavier Niel。

この人たちは誰も投資プラットフォームを宣伝していません。 321人のうち132人については、広告が偽物であることを確認する本人の否定や報道を見つけ、それぞれのページで紹介しています。

国別

詐欺師は各国の有名人を選びます。同じプラットフォームでも、広告の対象国によって顔が変わります。

国 有名人の数 最も多い
イタリア 40 Bruno Vespa, Fabio Panetta, Mario Giordano
スペイン 34 Ana Botín, Pedro Sánchez, José Luis Escrivá
スイス 25 Karin Keller-Sutter, Philippe Gaydoul, Peter Spuhler
フランス 23 Élise Lucet, Anne-Élisabeth Lemoine, Michel-Édouard Leclerc
アルゼンチン 23 Javier Milei, Marcos Galperin, Lionel Scaloni
ポルトガル 18 Álvaro Santos Pereira, Cristiano Ronaldo, Pedro Andersson
ベルギー 17 Raoul Hedebouw, Pierre Wunsch, Geert Noels
日本 15 Sanae Takaichi, 大越健介, Kazuo Ueda
アラブ首長国連邦 14 أنس بوخش, خالد العامري, Rizwan Sajan
イギリス 14 Martin Lewis, Jim Ratcliffe, Nigel Farage
ガーナ 13 John Mahama, Felix Kwakye Ofosu, Dr. Mahama Tia Abdul-Kabiru
カナダ 13 Mark Carney, Adrienne Arsenault, Rosemary Barton
コロンビア 12 Abelardo de la Espriella, Jaime Gilinski, Luis Carlos Sarmiento Angulo
ギリシャ 11 Χάρης Καρώνης, Μαριάννα Λάτση, Δημήτρης Μελισσανίδης
ドイツ 8 Alice Weidel, Jan Böhmermann, Lars Klingbeil
トルコ 8 Mehmet Şimşek, Fatih Portakal, Fatma Betül Sayan Kaya
ウルグアイ 8 Emiliano Cotelo, Nicolás Jodal, Juan Sartori
インド 6 Mukesh Ambani, Nirmala Sitharaman, Narendra Modi
インドネシア 4 Susi Pudjiastuti, Suahasil Nazara, Najwa Shihab
ハンガリー 4 Balogh Levente, Jákob Zoltán, Hankó Balázs
ナイジェリア 4 Tony Elumelu, Peter Obi, Sade Adu

ひとつのプラットフォーム、たくさんの顔

プラットフォームの4件に3件は複数の有名人を使っており、133件は3人以上を使っています。最も極端な例はQuantum AIで、12か国で36人の有名人を使っていました。そのため「有名人の名前+投資」で検索するだけでは本物かどうかわかりません。確認すべきはプラットフォームそのものです。

こうした広告を見たら

  1. 登録しない、電話番号を残さない。 数時間以内に偽の「アドバイザー」から電話がかかってきます。
  2. 有名人ではなくプラットフォームを調べる。 このサイトと、金融庁の登録業者一覧で確認してください。
  3. 広告を報告する(Facebookの場合:⋯ › 広告を報告 › 詐欺)。
  4. すでに支払った場合は、すぐにこちらの手順をご覧ください。

詐欺の流れについては有名人を使った投資詐欺をご覧ください。全員のリストは悪用された有名人にあります。

方法

当チームが2026年10月26日から11月5日までに記録し、確認した広告を数えました。有名人は、画像を使っているプラットフォームごとに1回数えます(何件の広告に出ていても同じ)。数字は最小値で、私たちが確認した広告だけを含みます。ランキングは毎月更新します。

SNS広告で検出した詐欺的な投資プラットフォームの週間まとめです。今週のレポートを読む →

すでに登録した・支払ってしまった場合

  1. これ以上は支払わない。お金を引き出すために「税金」や「手数料」を求められても払わないでください。
  2. 今日中に銀行へ電話:カードを止め、チャージバック(支払いの取り消し)や振込の組戻しを依頼しましょう。早く動くほど、取り戻せる可能性が高まります。
  3. 求められたソフトを入れない(AnyDesk、TeamViewerなど)。入れてしまった場合はアンインストールし、パスワードを変更してください。
  4. 警察と金融当局に届け出る。スクリーンショット、メール、電話番号を保存しておきましょう。
  5. 「返金代行」に注意。費用と引き換えにお金を取り戻すと持ちかける業者は、ほぼ確実に二次被害の詐欺です。

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