有名人をかたる投資詐欺:手口と見分け方

更新日:2026年10月29日

Facebook、Instagram、YouTubeなどで、有名な経営者やテレビ司会者、政治家が「お金持ちになれるプラットフォーム」を紹介する広告を見たら、ほぼ確実に詐欺です。世界中で最も広がっている手口のひとつで、私たちは毎週、この手口を使う新しいプラットフォームを数十件検出しています。

詐欺の流れ

1. 広告。 日本の有名人の写真や動画と、目を引く見出しのSNS広告から始まります。インタビュー、生放送での「騒動」、速報ニュースなどを装います。最近は**AIで加工された動画(ディープフェイク)**が増えています。

2. 偽のニュース記事。 クリックすると、有名な新聞やニュースサイトをまねたページが開き、暗号資産や株で自動的に稼げる「仕組み」についての作り話が書かれています。

3. 登録フォーム。 記事の最後に、名前・メール・電話番号を入力するフォームがあり、たいてい約3万円程度の「最低入金額」が設定されています。

4. 電話。 数時間後、プロのコールセンターから「投資アドバイザー」が電話をかけてきます。最初の入金を手伝い、AnyDeskなどの遠隔操作ソフトのインストールを求めることもよくあります。

5. ブローカー。 お金は無登録のブローカーに送られます。画面上では大きな利益が出ているように見えますが、数字は作り物です。

6. 最後のわな。 出金しようとすると「税金」「手数料」「確認のための入金」を求められます。支払うたびに次の請求が来て、お金は戻りません。

注意すべきサイン

  • 有名人が広告や「ニュース」で投資プラットフォームを勧めている。
  • 早く・確実に・自動で稼げるとうたっている。
  • 「AI」「Quantum」「Bot」「GPT」「Trader」など、技術っぽい名前。
  • 「まずは少額から」と最初の入金を求められる。
  • 海外の番号からしつこく電話がかかってくる。
  • 遠隔操作ソフトのインストールを求められる。
  • 金融庁の登録業者一覧に載っていない。

有名人がこのような広告で投資プラットフォームを宣伝することはありません。 私たちが確認した人物は有名人の一覧で、プラットフォーム名はトップページで検索できます。

すでに登録・入金してしまった場合

すぐに行動してください。銀行に連絡し、これ以上は支払わず、警察に相談しましょう。詳しくは被害の届け出と返金のための手順と被害者向けガイドをご覧ください。

SNS広告で検出した詐欺的な投資プラットフォームの週間まとめです。 今週のレポートを読む →

すでに登録した・支払ってしまった場合

  1. これ以上は支払わない。お金を引き出すために「税金」や「手数料」を求められても払わないでください。
  2. 今日中に銀行へ電話:カードを止め、チャージバック(支払いの取り消し)や振込の組戻しを依頼しましょう。早いほど可能性が高まります。
  3. 求められたソフトを入れない(AnyDesk、TeamViewerなど)。入れてしまった場合はアンインストールし、パスワードを変更してください。
  4. 警察と金融当局に届け出る。スクリーンショット、メール、電話番号を保存しておきましょう。
  5. 「返金代行」に注意。費用と引き換えにお金を取り戻すと持ちかける業者は、ほぼ確実に二次被害の詐欺です。

投資詐欺に関するガイド